2016-06-18
余呉湖について
Photo by Tomohisa kawase
賤ヶ岳(約422m)を一つ隔てた琵琶湖の北にあります。面積約1.8平方キロメートル・周囲約6.4km、水深13m、三方を山で囲まれた断層盆地にあって、琵琶湖との水面落差が49m近くあります。古くは、琵琶湖を大江(おえ)、余呉湖を伊香(いか)の小江と称し、天女の羽衣や龍神・菊石姫の伝説が残る神秘の湖です。別名「鏡湖」とも呼ばれます。
白鳥に姿を変えて水浴びを楽しんでいた8人の天女の姉妹のうち、伊香刀美(いかとみ)に羽衣を取られた末妹だけが天に帰れなくなり、夫婦となって2男2女をもうけたという物語です。また羽衣を取ったのは桐畑太夫で、菅原道真がその子であると伝える話もあります。余呉湖と琵琶湖にのみ棲息する特産物・イワトコナマズをはじめ、ワカサギ、フナ、コイ、ウナギ、ナマズなど魚類も多くいます。夏は水面近くをフナの大集団が回遊する姿が見られ、冬には水鳥も飛来します。
湖畔には、遊歩道などの施設が完備され、レンタサイクルも利用できます。
余呉湖のアジサイ園
Photo by 長浜市ほっとにゅ~す
羽衣伝説や菊石姫伝説で有名な余呉湖畔で、6月下旬から7月上旬にかけて約1万株の紫陽花(あじさい)が約600mにかけて咲き誇ります。アジサイ園には、白や青、ピンクに紫といった様々な色の紫陽花が咲き余呉湖畔を埋め尽くします。
梅雨の時期、「ジメジメするから嫌だなぁ」と思われがちですが、雨と紫陽花の組合せはとても美しい風景となっており、訪れる人を和ませてくれます。
約1万本のアジサイが余呉湖畔に群生し、美しい景観をつくりだします。
余呉駅から徒歩30分。 余呉駅でレンタサイクル(1台500円)を借りて散策もできるそうです。
▲余呉湖観光モデルコース
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